白と黒のその間に(SEOの話じゃないよw)

快感レバーをひたすら押し続けるラット

1954年、カリフォルニア工科大学にて行われた動物実験にて。

ラットの脳の快感中枢に電極を刺し、自分でレバーを押すと電気刺激で快感が得られるようにされたマウスは、ひたすらレバーを押し続け、一時間に数千回のレバーを押した例もあるそうです。

本能レベルでの快感を刺激されると、ひたすらそれをやり続けてしまうということなのでしょう。男性の方も、ネットサーフィン中にアダルトな動画に引っかかってしまい、気付けば夕方になっていたなんてことがありませんか(笑)

報酬画面 イズ 快感

アフィリエイターにとって、ASPの報酬画面はまさにラットの快感レバー。報酬が出始めたころは5分に1回は欠かさずチェックしてました。興奮して夜眠れず深夜に管理画面チェック、目が冴えて益々眠れないなんてことも。(もっとも、売上が悪すぎて眠れないこともあるのですが)

また、一度売上が発生し始めると、正のループが働くようになり、売上を発生させるための作業が苦ではなくなります。どんなに疲れていても淡々と作業をこなせるようになりますね。

0→1が最も難しい

この正ループが発動する前、初報酬が訪れる前がモチベーション的に最も苦しい時期ではないでしょうか。水が湧き出ると信じて穴を掘り続けているけれども、村じゅうの人からバカにされるし、自分でも何やってんだろって気持ちになるような。

ゼロの状態で強烈にモチベーションを発揮するためには、売上が発生している状態を具体的にイメージすることが重要だと思います。

まあそんなこと言っても、具体的にイメージするってのはなかなか難しいことです。いまいちピンと来ないし、リアルに信じられないというのが正直な気持ちではないかと。

誰かの報酬画面

そんなとき、脳へ直接ダイレクトに強烈なパンチを食らわすのが、Twitterでたまに公開される誰かの報酬画面キャプチャ。

その破壊力や凄まじいものですから、10分くらいで消されることも多いです。たまたまお目にかかれたとしたら、それは僥倖ですね。

あまりに生々しい管理画面ですから、「まじかよ?こんな売れるのかよ?」という疑念、自分もそうなりたいという憧れ、なんで自分じゃなくて他人がという嫉妬、あらゆる感情が渦巻きます。

人間、キレイな気持ちだけでは生きていけません。"あらゆる感情"と書きましたが、ぶっちゃけ嫉妬が一番多いんじゃないでしょうか。

少なくとも私は、「すごいなぁ〜、うらやましいなぁ〜」という気持ちより、「なんで自分じゃねえんだよ、クソがー!」という気持ちのほうが強いです(笑)

というか、最初に憧れが来た後、じわじわと嫉妬がやってくるイメージですね。

FF4のセシル 暗黒騎士から聖騎士へ

嫉妬という感情は、ときに強大なパワーを発揮します。メラメラと湧き上がる感情は強力なモチベーションに繋がります。その結果、最初の果実をもぎ取れることもあるでしょう。

なのですが、嫉妬という感情は諸刃の剣であり、自分自身も傷つけてしまいます。FF4主人公セシルの初期ジョブである暗黒騎士。自分のHP消費と引き換えに強力な全体攻撃を与える「あんこく」いう特殊能力があるのですが、これってまさに嫉妬そのもの。

ゲームの中盤で、暗黒騎士から聖騎士にジョブチェンジ。「あんこく」が使えなくなる代わりに、味方が食らう敵からの攻撃を肩代わりする「かばう」という特殊能力をゲットします。

「人生で大切なことはすべてRPGから学んだ」というと大袈裟かもしれませんが、この暗黒騎士から聖騎士への転生は、なかなか深い意味を含んでいるなと思います。

Twitterの黒騎士さんは、単にSEOがブラックというだけだと思います。念のため。

 

私も20代前半くらいまで嫉妬で生きてきたような記憶がありますが、だんだん疲れてきます。シニアになっても嫉妬で突き抜けるようなハイパーな方々もいらっしゃいますが、私のような凡人には無理でした。

今は楽しく仕事していきたいな〜という気持ちが強いです。ゆるく生きていきたいと思います☆彡